若狭・小浜の仏像特集

小浜市は「海のある奈良」と呼ばれるほどお寺の数が多く、毎年秋の秘仏公開時にはたくさんの観光客が足を運ばれます。今回は、小浜市を中心に福井県若狭地方のみほとけを一挙ご紹介します!


明通寺 薬師如来座像(重文)

平安時代末から鎌倉時代初頭にかけての過渡期的な作風と推測されます。寺伝では、坂上田村麻呂将軍が霊夢の導きによって、老翁の命ずるままに棡の老樹から老翁が掘りだした霊像が、即ち当寺本尊の薬師如来、その両側に待立する降三世明王、深沙大将の3体であると伝えられています。

【住所】福井県小浜市門前5-21 

【宗派】真言宗御室派


妙楽寺 千手観音立像(重文)

ヒノキ材の一木造で平安期半ばころの10~11世紀作と思われていますが、養老3年(719年)、僧行基が若狭巡歴の時、岩屋山に登り、千寿千眼の霊像を刻んで、岩窟に安置したと伝えられる仏像です。

【住所】小浜市野代28-13

【宗派】真言宗高野山派


羽賀寺 十一面観音立像(重文)

ヒノキ材の一木造で10世紀作と主和手、寺伝では勅願の御施主・女帝元正天皇の御影としています。右手が非常に長く膝までに達する様子は、9世紀半ば頃の貞観彫刻の例をならったものと推測されています。

【住所】福井県小浜市神宮寺30-4

【宗派】真言宗高野山派


多田寺 薬師如来立像(重文)

本尊の木造薬師如来立像は眼病に霊験あらたかといわれ、特に春秋の彼岸には「多田のお薬師さん」参拝で賑わいをみせます。また、木造十一面観音菩薩立像は孝謙天皇を模したと伝えられ、穏やかな微笑みを浮かべた表情が印象的です。

【住所】福井県小浜市多田27-15-1

【宗派】真言宗高野山派


国分寺 薬師如来坐像(重文)

寺伝によると春日仏師作とされ、お姿からも鎌倉期と推測されています。若狭地方きっての完好豊麗な仏像であり、素地仏であるため、木彫独特の清潔な質感にあふれ、各部に鋭い刀のさばき、特に充実した肉どりの豊かさは、時代の特色をよく示しています。

【住所】福井県小浜市国分53-1

【宗派】曹洞宗


圓照寺 大日如来坐像(重文)

ヒノキ材の寄木造の12世紀初頭の作で、北陸地方では数少ない大日如来像の優品といえます。江戸後期には、全身の金箔を改め、蓮華を除く台座の大部分や光背などを後補しています。

【住所】福井県小浜市尾崎22-15

【宗派】臨済宗南禅寺派


萬徳寺 阿弥陀如来坐像(重文)

ヒノキ材で平安期末の12世紀作と推測されます。一見、やや伏目の穏やかな両眼、小さな目の唇、まるく温雅な肉どり、やや彫りの浅い衣文の線などのほぼすべてにおいて、平安期末の特色が顕著ですが、平安末には珍しく、台座に仏像の裳先が垂れかかる裳懸座の上に坐している古式風の阿弥陀如来です。

【住所】福井県小浜市金屋74-23

【宗派】真言宗高野山派


正林庵 如意輪観音半跏像(重文)

金銅仏で、像高33センチ、その造像は8世紀の天平時代といわれ、大正7年(1918)に旧国宝、いまの重要文化財に指定されています。この地方での最古の金銅仏であり、県内に現存するものは他に例がありません。

【住所】福井県小浜市太良庄

【宗派】不明


高成寺 十一面千手観音立像(重文)

平安時代初期の9世紀後半頃の製作と推定され、若狭地域における千手観音像の最古作例として国指定重要文化財に指定されています。

【住所】福井県小浜市青井

【宗派】臨済宗南禅寺派


中山寺 馬頭観音坐像(重文)

頭頂には髻を結い、天冠台上に馬面をいただく三面八臂の像で、胸前で馬口印を結び、右膝を少し上げて両踵を合わせて足裏を見せて座っています(福井県ホームページより)。

【住所】福井県大飯郡高浜町中山27-2

【宗派】真言宗御室派


常禅寺 不動明王坐像(重文)

かつて大島半島の不動堂に「波切り不動」として祀られていた像で、海上安全の守護として厚く信仰されています。左手は屈臂して羂索を、右手は剣を執り、台座上に坐す不動明王坐像です。頭部は総髪で左に弁髪を垂れ、両眼を見開き上牙で唇を噛む、桧材の寄木造です福井県ホームページより)

【住所】福井県大飯郡おおい町大島114-1

【宗派】臨済宗相国寺派


意足寺 十一面千手観音立像(重文)

天冠台上に10面の化仏をいただく42臂の千手観音立像です。桧の一材から合掌手と宝鉢手を含む頭躰幹部が彫出されています。背面には背刳りがなされており、その中に千手千限陀羅尼経が納められていました(福井県ホームページより)。

【住所】福井県大飯郡おおい町万願寺7-5

【宗派】曹洞宗


長楽寺 阿弥陀如来坐像(重文)

偏袒右肩の衲衣をまとい、腹前で上品上生の定印を結び蓮華座上に結跏趺坐する阿弥陀如来坐像です。桧材の寄木造で、本像の構造と技法は定朝作と伝えられる平等院鳳凰堂の阿弥陀如来坐像を手本に作られたと考えられている(福井県ホームページより)。

【住所】福井県大飯郡おおい町大島60-2

【宗派】真言宗高野山派


馬居寺 馬頭観音坐像(重文)

三面八臂の馬頭観音坐像です。胸前で馬口印を結び、右膝を立てて左足裏を見せて坐す。桧材の割矧造で、穏やかな表現の像です。 馬頭観音像はその忿怒の形相によって様々な魔障を砕き、日輪となって衆生の暗を照らし、苦悩を絶つとされています(福井県ホームページより)。

【住所】福井県大飯郡高浜町馬居寺3-1

【宗派】真言宗高野山派